泊村長杯選抜少年アイスホッケー大会
当チーム創立して1年が過ぎ、やっと初の公式戦を戦ってきました。
結果は優勝
日頃からのコーチ達の指導と、負けずについてきた選手、また最強サポーターの家族のお陰です。
また、キングスは多くのご協賛者様に支えられて活動をしています。ご協賛ご賛同頂けております皆様に報告する事が出来ましたのは本当に嬉しい限りです。
8人で挑んだ今大会ですが、2日で4試合の消化と非常に体力が心配なスケジュールでした。
初日、初戦。少し余裕をもっての勝利となり、余裕を持つ選手たちは空き時間を休まずに体育館で遊んで過ごしました(笑)よくあるお話です。
失敗を勉強してほしくてあえて何も伝えずに、ながめていました。
初日二試合目。全く足が動かない選手たち。息も切れてキツイと言葉がいっぱい漏れていました。
実はこれを経験して欲しかったのです。
スポーツはいかに準備が必要かと試合後に1時間ミーティングをしました。この失敗を人生に生かしてほしかったので、忘れないうちに多くを話しました。
私の体験談や他のコーチの体験談など、ときに笑いも混ぜて、準備がいかに重要なのかを伝えました。
アイスホッケーだけじゃなくて、今後の人生において、いかに準備が必要なのか、選手たちは感じ取りました。そこで、翌日の試合の戦略を伝えました。
4試合総当りで、2日目の総当り最後のチームとは前日の試合結果から、トーナメントの優勝決定戦でもう一度戦う事が決まっていたので、とんでもない事を子どもたちに伝えました。
負けなさい
と。総当り2試合勝ち同士の試合なので、実質次の試合は意味が無いと子どもたちに伝えました。
アイスホッケーは騙し合い。少人数だからこそ必要なジャッジでした。
AZに入ったらダンプして、相手を走らせる。
アイシングを上手に使って、休みつつ相手を走らせる。
ロングシュートでゴーリーを狙って、リバウンドの練習などなど、課題を与えました。
結果5対2で破れましたが、子どもたちは作戦どおりに進んでいることにワクワクしてリンクから出てきました。
これは何を言いたいかと言うと、決勝に確実に勝つための暗示をかけたのです。
作戦どおり進んでいる。次は絶対勝てる!!と心を強くする暗示です。
前日の失敗を糧にして、作戦を練って、全てうまく進んでいることで、安心し体力も残ったまま相手は疲労を蓄積した状態で、次の試合に挑めると感じ、自信に繋がりました。
決勝に向かい子どもたちは一度寝たり、音楽聞いたりリフレッシュを心がけました。
何度もミーティングで子どもたちにPDCAサイクルのお話をしています。
プランを立てて、実行して、チェックして、改善して
今大会は当チームの選手たちのメンタルがそこまで強くないので、気持ちを強くさせる試合運びにフォーカスをあてて、試合後すぐに検証し、改善する事で調整をさせました。
言葉では簡単に言える勝ちたい!優勝したい。
でも実はメンタルと体の準備が非常に重要です。その調整がコーチの役目だと思っています。
優勝も嬉しいですが、この大会は子どもたちが更に一丸となったことと、試合に挑む時にメンタルを整えられた事、試合をするにつれて成長出来たこと、油断で遊んでしまい失敗もしたこと、負けを経験したこと。
本当に収穫一杯の大会になりました。
絶対勝つんだと言う強い気持ちと一番良いパフォーマンスをできる状態で挑んだ決勝は、しっかり4対2で勝ちきりました。
両チーム本当に素晴らしい試合をしていたと思います。ありがとうございました。
最後に最高の大会運営とホスピタリティを誠にありがとうございました。
泊リンクの皆様。いつも温かく受け入れて頂き本当にありがとうございます!
改めてお礼申し上げます。
来年も2連覇できるように日々精進して参ります。
また是非お声がけ頂けましたら嬉しいです。